ウルトラマンAは毎度サービス精神満点ですね。
今回のタイトル、「怪獣対超獣対宇宙人」なんて映画の副題でも良さそう。
ワクワクしながら本編へ。いきなり地球が大ピンチです!
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燃える惑星、妖星ゴランが地球に向かって大接近。
あと7日で確実に地球に衝突するという。
TACはゴラン迎撃用のミサイル、マリヤ1号を開発。
そのマリヤ1号が今まさに発射というとき、メトロン星人が現れて
ミサイル発射基地ごとマリヤ1号を破壊してしまう。
メトロン星人は山中隊員の婚約者マヤを殺し、マヤになりすます。
マヤがメトロン星人と気づかない山中は、ミサイルの設計図のありかなどを
マヤに話してしまう。
TAC基地に潜入し、設計図を燃やすメトロン星人。
北斗はメトロン星人を追って、タックガンを打ち込む。
姿を消したメトロン星人だったが、病室のマヤは北斗がメトロンに向けて撃った
のと同じ場所を負傷していた。
マヤに向け1銃を構える北斗。
そこに山中隊員が飛び込んできて、
「なぜマヤを撃った?」と北斗に問いただす。
北斗はマヤがメトロン星人だと必死に説明するが、山中は信じない。
そこにヤプールが超獣ドラゴリーを送り込んできた。
北斗は超獣と宇宙人両方を同時に相手にするのは不利と考え、
エースバリヤで超獣を消すことを提案。南も賛成した。
2人はエースに変身し、ドラゴリーを消し去ったが、
エースバリヤはエネルギーの消耗が激しく、南が倒れてしまう。
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マヤをお見舞いする山中。
発言がマヤらしくないと疑問を持ち始める。
マリヤ2号が見たい、というマヤ。
山中はマヤをミサイル工場に連れて行った。
ミサイル工場の警備をする北斗と南。
ここでも北斗と山中が言い争いを始めた。
南は
「マヤさん、通してあげるかわりにその指輪をちょうだい」
そういうとマヤは躊躇なく指輪を差し出した。
山中がくれた大切な婚約指輪を。
正体がばれたメトロン星人は、山中のタックガンを抜いて
撃とうとするが、山中の方が先にマヤを撃つ。
倒れたマヤはメトロン星人の姿へと変わった。
マヤを殺された悲しみと悔しさで、メトロン星人を追い詰める山中。
メトロン星人は巨大化。そこに超獣ドラゴリーも現れた。
もうエースバリヤは使えない。
北斗と南はそれでも何とかしようとエースに変身する。
しかし、ドラゴリーとメトロンの挟み撃ちでエースはピンチ。
そこに怪獣ムルチまで現れた。
怪獣、超獣、宇宙人を同時に相手にしなければならないエース。
果たして。
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今回のお話はここまで。前後編で次回に続きます。
まずはマヤ役、関かおりさん。
当初、南隊員役に決まっていた方です。
子供時代はそんなこと、露とも知りませんでしたけど。
お顔の印象は、セブンに出てきたピット星人の女の子が
成長して化粧が濃くなったような感じ、と言ったら失礼ですか?
演技もなんだかピット星人風味。
新旧南隊員の競演となったわけですが、南隊員=星光子さんは
この時代にしては化粧が薄め、現代風の美女。
こうして改めてみると夕子のかわいさが目に付きます。
他の隊員と対立した北斗をなだめる南。
地球のために命をささげる覚悟をする南。
北斗に「私は信じるわ」と告げる南。
エースバリヤの使用で心臓を傷める南。
そのどれもがかわいくて健気で、胸きゅんモノです!
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そして今回の主役といっていい山中隊員。
いつもは「そんなバカなことがあるか!」「夢でも見てたんだろ!」
と北斗や南を叱ってばかりの山中隊員ですが、婚約者マヤにはデレデレ。
話し方のトーンまで違いましたね。うまい。
これまで山中隊員というとぶっきらぼうなイメージでしたが、
マヤを思う気持ちの表現は見事でした。
マヤが撃たれたと知って北斗を殴るシーン。
北斗はヘルメットを被ってますし、殴ったら痛そうでした。
マヤがニセモノと知って、マヤを撃つ山中隊員ですが、
もしメトロン星人の変身ではなくて、前回のブロッケンのような
憑依タイプだったらどうするつもりだったんでしょう?
「マヤは操られている!」
とは考えなかったのでしょうか?
北斗も「マヤさんは殺されたんだ!」と断定してます。
何を根拠に・・・。
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ちょっと面白かったのは吉村隊員。
「メトロン星人だ!」「ムルチだ!」
さすがに新しい超獣にむかって
「ドラゴリーだ!」とは言いませんでしたけど(笑)。
吉村隊員は怪獣博士だったんですね。
TACってみんなそう?
出現した超獣に地上から攻撃をかけるTACの面々。
最前列、真ん中にいたのは・・・われらが美川隊員でした。
頼りになります。
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メトロン星人Jr.は番組冒頭から大暴れ。
セブンに出てきたメトロン星人は、
「何者かが裏で人間を狂わせている・・・!」
という演出で、戦闘シーンもあっさりしたものでしたが、
Jr.の方はビルは破壊するわ、人間を直接襲うわ。
前のメトロンが紳士的だとすると、今回のメトロンは
復讐鬼?みたいな感じでしょうか。
巨大化したときに比べて、人間サイズのメトロン星人が
やけに真っ黒になっているのは、撮影の順番のせい?
爆破シーンのあとだから?
巨大化事のメトロンは金魚を正面からみたような顔ですが、
人間サイズになると、焼きすぎたウィンナーみたいです。
でも不気味さが演出されて怖かったです。
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超獣ドラゴリーは超獣らしい派手な外観です。
悪魔チックな大きな目。真っ赤な牙。
それに比べると怪獣ムルチは魚そのもの。カジキマグロ?
ちょっと美味しそう(笑)。
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次回は続きのお話です。
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